授業詳細

2011年10月15日(土) 13時00分~16時00分
【 建築家の思考を体験してみよう 】Vol.1「天神山のアトリエ」で自然と繋がる家を考える
建築
【 建築家の思考を体験してみよう 】Vol.1「天神山のアトリエ」で自然と繋がる家を考える
募集締切
先生:
藤野 高志
教室:
生物建築舎 天神山のアトリエ
場所:
群馬県高崎市貝沢町323-1
持ち物・参加費:
筆記用具・デジカメまたは カメラ付携帯電話・0円
定員:
10名(抽選)
締切:
10月5日申込み
■授業概要

建築と環境の原初的な関係。

これを現代的に解釈した作品で、
現在日本のみならず世界的にも注目されている
藤野高志さんの代表作「天神山のアトリエ」。

今回の授業は、このアトリエを教室に、現代建築を体感していただきます。

天神山のアトリエと自然環境の関わりについてのお話の後、
建築の周りに小さな自然を探したり、未来の家をスケッチしながら、
将来の街や自然や建築の姿を楽しく話し合います。

■授業プログラム

12:30 受付開始
13:00 スタート 自己紹介 天神山のアトリエの説明
13:15 天神山の周りで自然のディテールを探し カメラで撮影してみる(先生のガイド付)
13:45 未来の家をスケッチ
       テーマ「自然と繋がる家ってどんなふうだろう?」
14:15 プレゼンテーションとディスカッションタイム
15:15 先生のお話
15:45 アンケート記入・質疑応答・集合写真
16:00 授業終了

※16時以降は自由参加。雑談をしながらゆったりと空間を満喫できます。
※参加対象は、中学生以上とさせていただきます。

アクセス
お車の場合→高崎インターから約10分
駐車場は不動寺駐車場(群馬県高崎市貝沢町319)へ
http://g.co/maps/ceuu6
アトリエより徒歩5分
電車の場合→高崎問屋町駅から徒歩10分

※授業開始時間までに必ずお越しください。 
  なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することができませんのでご注意ください。

■先生プロフィール
藤野高志(ふじのたかし)
1975年群馬県生まれ。
生物建築舎 代表。
http://sites.google.com/site/ikimonokenchiku/

【藤野先生からのメッセージ】

■授業にむけて

震災のあと、人々は未来の社会の姿を模索しています。
3月、群馬には計画停電が割り振られ、誰もが暗く静かな夜を経験しました。ここ高崎の上空にも、まるでリゾート地のような美しい星空が広がりました。電力不足になってはじめて本当の夜空が出現したのです。

本来、私たちの周りには美しい風景が広がっています。
そのことに気付き、身近な風景を大切にすることは、美しい空や静けさや、街の秩序や安全、そして石油や電力に過度に頼らぬ人々の暮らしへと繋がるでしょう。それは将来の街の姿。煌びやかな都市の光を、まるでバロック装飾を見るように懐かしむ時代が来るかもしれません。

今回の授業では、「天神山のアトリエ」という建築を通して、身近な自然の変化を探します。それは秋の風や、いわし雲や、庭の小さな花びらかもしれません。そこから未来の建築や都市の姿を空想し、絵を描いてみましょう。

大きな環境の小さなディテール、一緒に探してみませんか?

■天神山のアトリエについて

原始の建築は雨風を凌ぐために生まれました。
この建築は四枚の壁と屋根だけで出来ています。その原始的な構成は「なんとか人が暮らせそうだ」という可能性を提示したに過ぎません。しかし実際のここでの生活は、喜びや落ち着きや発見に満ちています。

設計方法は単純明快。棲むために箱を作り、街と繋がりたいから窓を開け、空を見上げたくて天井を透明にし、木陰を落としたくて木を植えて、根を張るようにと床を土にし、大きく育てよと空間を高くします。こうして生まれた建築の内外には多様な情景が展開し、ときに想像を超えたドラマに出会います。これは、物理的、心理的に守られた場所から外へ繋がる心地よさ。雨風を凌ぐのではなく、それらを愉しむ建築です。

世界中何処に住んでも、私たちの周りにはダイナミックに変化し続ける環境があります。地球の動きから生じる季節と時間と天候。都市にいれば社会があるし、自然の中であれば森や海や生き物に囲まれています。それらは複雑で、厳しく、儚く、美しい。その大きな流れに身を委ね、微差を愛で、一瞬一瞬に感動できる建築を作りたい。夏の宵に雷雨が多く、冬は晴れと空っ風が続く群馬の環境の中で、それを試みたのがこの作品です。

藤野高志

■授業コーディネータ
橋本薫・佐藤正幸